練習 15
和解のために歩く
これは奇跡的な効果のあるプロセスです。山道や、森の小道、階段を上って行うのが最も効果的ですが、一歩ずつ意図的に、所定の告白をしながら行えば、どこででもできます。あなたの人生全般についてでも、特定の状況・人に関してでも行うことができます。
目的:
動揺や苦しみを取り除く。
期待される成果:
敵対関係、不和、被害者状態からの解放。新しい人生。
やり方:
1. 練習を始めるにあたり、まず歩く方向と目的地を決める必要があります。
2. 目的地に向かって一歩ふみ出す毎に、恐れや怒りの気持ちから、あなたがとった行動、考え、意図をつぶやいてください。(あなたが言葉にするのが嫌な行為、罪悪感を感じる行為、そして、それを正当化する信念があったり、説明する必要を感じたりする行為も、全て含めてください。また、あなたがすべきだったのにしなかった行動も、全て含めてください。)
3. 目的地についたら、<時間のいろいろな長さ>について、じっと考えてみてください。
4. 出発点へと戻りながら一歩ふみ出す毎に、誰かのことを考え、「あなたが健康で幸せでありますように」とささやき、祝福してください。
5. 全ての考えや出来事を過去に向かって解き放ち、今という瞬間の景色、音、感触を、感謝と共に経験してください。
和解のために歩くプロセスのバリエーション
自己卑下や自己否定について:
• やり方の2で自己批判を使い、やり方の4では「私は健康で幸せだ」を使ってください。
• これに続けて、やり方の2で他者への批判を使い、やり方の4では何かに対して「かまわない」を使って、練習をしてください。
心配や悩みについて:
• やり方の2で(その心配や悩みよりも)もっと悪いことを想像し、やり方の4で「私は〜に感謝している」を使ってください。
あなたが自分の人生を大きく変化させた(あるいは変化させようとしている)直前の時期について
• やり方の2で、あなたが秘密にしておこうとしていたことを使い、やり方の4であなたが公表できることを使ってください。
これは、ハリー・パルマーによる「リサーフェシング®︎:意識を探検するテクニック」にでてくる30の練習のうちのひとつです。
リサーフェシングの許可を得て抜粋:ハリーパーマーによる意識を探求するためのテクニック©1994、1997、2002、2006